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「人文学のための情報リテラシー」研究会(SIG: Digital Literacy for the Humanities)設立のお知らせ

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「人文学のための情報リテラシー」研究会(SIG: Digital Literacy for the Humanities)設立のお知らせ

このたび、日本デジタル・ヒューマニティーズ学会では、人文学における情報リテラシーの今後について検討するための場を用意すべく、千葉大学の小風尚樹氏を主査として「人文学のための情報リテラシー」研究会(SIG: Digital Literacy for the Humanities)を設立しました。設立の趣旨は下記の通りです。みなさまのご参加を期待しております。

<設立の趣旨>

2020年11月20日、JADH2020開催に先立ち、ワークショップ「人文系大学院における情報リテラシーの在り方」が開催された。ここにおいて、人文学の教育研究における情報リテラシーを確立することが喫緊の課題であることが確認された。その内実については、固定的なものであるよりもむしろ、デジタル技術の急速な進展や人文学の多様なニーズにあわせた柔軟かつモジュール的なものとなることが望ましいこと、情報リテラシーが単なる読み書き技術にとどまらず、人文学の新たな基盤となりつつあるデジタルメディアに対する学問的な態度決定の問題でもあること等が確認された。また、こうした状況に足場を形成するためのよりどころとして「Invisible College of Digital Humanities」が大向一輝氏(東京大学)により提唱された。
 このような課題は、まさにJADHが取り組むべきものであることから、このたび、「人文学のための情報リテラシー」研究会(SIG: Digital Literacy for the Humanities)を設立し、今後の議論の場を提供することを提案する。具体的な活動としては、議論の場を形成するための各種SNSでの情報発信、情報交換のための会合、アウトリーチのためのシンポジウム開催等である。
 なお、類似の課題に取り組む可能性のある学協会が他にも様々に存在することから、本研究会の活動は、必要に応じてそれらと連携することを含むものとする。