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デジタル技術を活用した人文学研究に携わっている日本の研究者のみなさまへ / A message to Japanese scholars who are applying digital technologies to the humanities (in Japanese)

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デジタル技術を活用した人文学研究に携わっている日本の研究者のみなさまへ

日本にはデジタル技術を人文学に応用することを目指す様々な重要な研究活動が展開されています。一方で、国際的には、そのような動向はDigital Humanities(DH)と名付けられ、一つの大きな潮流を形成しつつあります。しかしながら、これまで、日本におけるそうした研究活動は、その意義や重要性にも関わらず、国際学会に繋がっていないために、一部を除いてその存在が国際的には十分に知られておらず、いささか残念な状況にあります。この状況を改善するための最も有効な方法の一つは、DH国際学会連合であるAlliance of Digital Humanities Organizations (ADHO)に入会して頂くことでございます。

欧州ではAssociation for Literary and Linguistic Computing (ALLC)、米国ではAssociation for Computers and the Humanities (ACH) 、カナダでは Society for Digital Humanities/Société pour l'étude des médias interactifs (SDH/SEMI) という形で分立していた学会が今世紀になって連合体ADHOを形成し、DHの舞台を整えたことによって、この分野の研究者が国際的に活動するための確固とした基盤ができました。ADHOの諸活動は、たちまちEU, UK, USA, Canada政府関係助成機関の注目するところとなり、人文社会学の新分野としてかつてない種々の助成が開始されています。加えて本年よりオーストラリア圏のDH学会(aaDH)が、設立と同時にADHOに加盟し、その国際的なネットワークに基づいて政府関係助成機関の大型助成金を受けることになりました。

現在、世界のDH関係学協会は、ADHO を中心に動いています。JADH設立も、JADH2012開催も、その重要な趣旨はADHOを通じた国際的な連携の深化・実質化にあり、Japanese Association for Digital Humanities (JADH)の設立は、ADHOおよびその中心的組織の一つである Association for Literary and Linguistic Computing(ALLC)の多大な支援によって成り立っています。

このような流れを受けて、JADHは、2012年7月、ADHOへの正式な加盟が認められました。したがいまして、他のADHO加盟学会と同様、JADHの会員になるには、ADHOのメンバーシップを得ることを条件としております。(すなわち、ADHOのメンバーシップを得ることにより、ADHO加盟5学会すべてに加入したことになります。なお、ADHO加盟学会は、現在、ALLC(欧州DH学会), ACH(米国DH学会), CSDH/SCHN(カナダDH学会), aaDH(豪州DH学会), JADHとなっております。)皆様におかれましても、日本のこの領域が国際的な枠組みのなかでより大きく研究活動の場を広げていくことができるよう、この機会にADHOにへのご加入をお薦め申し上げる次第です。

ADHOへのご加入にあたりましては、以下の頁から、クレジットカードによる支払いがもっとも簡便です。あるいは、請求書による支払い等が必要な場合には、http://www.oxfordjournals.org/en/contact-us/customer-services.html の日本事務局にお問い合せしてみてください。

http://dsh.oxfordjournals.org/

上記URLの頁で「Purchase」というタブをクリックしていただき、その頁(頁A)の「Joint membership of all Associations in the Alliance of Digital Humanities Organizations」の項目の中の「Membership + Print」 (会員資格+雑誌購読)か「Membership only」(会員資格のみ)、もしくは、学生であれば「Student membership only」(2013年より登場した低価格版・雑誌購読なしの会員資格のみ。所属機関でこの雑誌を(電子)購読している場合はこちらがおすすめです)か「Membership Print - Student Rate」(雑誌購読あり)の行の「Add to Bascket」ボタンをクリックしてください。そうするとBascket画面になりますので、あとは「Proceed to Checkout」をクリックすれば先に進みます。ここで、もし、Oxford Journals Webサイトのユーザではない場合、ユーザ登録を行ってからさらに先に進んでください。

※Student membershipは、「registered students, early career scholars and unwaged or low-waged independent scholars」のために提供されているものですので、必ずしも学生でなくとも対象となることがあります。ご注意ください。

もしご不明な点などございましたら、conf2015 at jadh.org宛てに、お気軽にお問い合わせください。