日本デジタル・ヒューマニティーズ学会「人文学のための情報リテラシー」研究会(JADH SIG: Digital Literacy for the Humanities)では、下記の通り第3回研究会の開催を予定しています。
人文学の様々な分野におけるデジタル技術の活用についての研究構想を育てる機会をお探しの皆さま、ぜひご応募ください。
*日程
日時:2022年3月8日(火)13〜16時
申込締切:2022年2月25日(金)
相談資料事前送付締切:2022年3月4日(金曜日)
*対象
人文学諸分野におけるデジタル技術やデータサイエンス的知見の活用に取り組んでから日が浅く、またこのような研究手法に関する指導・教育環境に恵まれず、「アイデアは持ってるけどこれをどう研究発表に結びつけたらいいかわからない」「こういう研究発表を今度したいけどこの手の研究発表をしたことがないのでこれでいいかどうかわからない」とお困りの方を対象に、各々の発表内容に関連する分野で活躍する研究者からのアドバイスを得られる相談会を実施したいと考えています。
なお当会では、今回の相談会を踏まえて情報処理学会の分科会である「人文科学とコンピュータ研究会発表会」をはじめとする学会発表や、学位論文などにデジタル・ヒューマニティーズ的手法を導入したいと考えている方を支援することも視野に入れています。
*背景・ねらい
近年、日本国内では、学部・大学院におけるデジタル・ヒューマニティーズの教育カリキュラムが少しずつ増えてきていますが、海外の状況と比べるとまだ充分とは言えません。また、海外ではサマースクールやオンライン学習教材が充実していることから、第二の研究キャリアとしてデジタル・ヒューマニティーズの分野に関心を持ったオーバードクターの研究者などの参入を支援する環境が整っています。日本国内ではこのような環境が充分に整っているとは言いがたい状況ですので、今回の「DHスタートアップ相談会」は、キャリアの如何を問わず、デジタル・ヒューマニティーズの世界に関心を持って歩み始めた、あるいは一歩を踏み出してみたい方々の手助けをする機会としたいと考えています。
*開催方法
基本的には、相談者とアドバイザーによるやり取りを中心としたクローズドな会、つまり少人数のゼミ形式にしたいと考えています。ただし、今後このような相談を持ちかけるかもしれない方のために、希望者には聴講者として参加していただけるようにしたいと思います。
*研究会の形式
6名程度の相談者によるZoomを用いた口頭でのオンラインプレゼンテーション10~15分程度と、これについての質疑応答・コメントを15~20分程度想定しています。相談者の人数によって、時間が前後する可能性があります。
*申し込み方法
次のGoogle Formからお申込みください。https://forms.gle/zaVW8hgPL5kn2K6Q8
お申込みの際、以下の情報を入力していただきます。
氏名、相談か聴講のどちらを希望するか、連絡先、所属、専門分野、相談内容のタイトル、相談内容の概要(200~400字程度)、デジタル・ヒューマニティーズ関連学会での発表経験の有無、DH的な研究を活かしたいと思っている機会の詳細
*申し込みにあたって
発表者の方には、日本デジタル・ヒューマニティーズ学会の会員として入会していただくようお願いいたします。
この会員資格を得るには、デジタル・ヒューマニティーズ国際学会連合(ADHO)の会員として加盟することが必要となり、これはDHの国際的な研究コミュニティへとご自身の研究活動の場を広げることを意味します。
学生会員として入会される際は、 https://academic.oup.com/dsh/subscribe のページで「Members - Joint membership of all Associations in the Alliance of Digital Humanities Organizations」のStudent membership only (あるいはMembership only)を選んでください。(学生£15.00、一般£25.00)
本会員資格の取得に関する情報は、https://www.jadh.org/joininadhoj のページからご覧いただけます。
*問い合わせ
*開催事務局
小風尚樹(主査:千葉大学)
石田友梨(岡山大学)
大向一輝(東京大学)
喜多千草(京都大学)
田畑智司(大阪大学)
永崎研宣(人文情報学研究所)
間淵洋子(和洋女子大学)